
「停電なんて、めったにないよね」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。でも実際には、停電の事前準備は、地震や台風の備えと同じくらい大切なことです。地震・台風はもちろん、落雷・大雪・設備の故障など、原因はさまざまです。「今夜から電気が止まる」という予告は、ほとんどの場合ありません。内閣府の防災情報によると、大規模な地震が発生した際、電力の復旧には数日から1週間以上かかるケースもあるとされています。2024年の能登半島地震では、一部地域で停電が長期間続きました。台風シーズンには、強風や浸水による電線の損傷で広範囲の停電が起きることもあります。
現代の暮らしは、電気がなければほとんど立ちゆきません。照明・調理・暖冷房・スマホの充電・テレビでの情報収集。どれも電気があって初めてできることばかりです。だからこそ、「停電が起きてから」では遅いこともあります。今のうちに、できることを少しずつ準備しておくことが大切です。
停電になると、こんなことが困ります
まずは「停電で何が困るか」を具体的に整理してみましょう。知っておくだけで、どんな備えが必要かがぐっとイメージしやすくなります。
1. 部屋が真っ暗になる
夜間や悪天候時の停電は、家の中が本当に真っ暗になります。特に小さなお子さんは暗闇をとても怖がることがあり、パニックになってしまうケースも少なくありません。

2. 調理ができなくなる
IHクッキングヒーターや電子レンジは、停電中には使えません。お湯を沸かすことも難しくなるため、温かい食事の準備に困る方が多くいます。
3. スマホが充電できなくなる
コンセントが使えなくなると、スマホの電池が切れた時に情報収集や家族との連絡ができなくなります。災害時ほど、スマホに頼る場面は多くなります。
4. 夏は暑く・冬は寒くなる
エアコンが止まることで、気温によっては健康への影響が出ます。特に赤ちゃんや高齢のご家族がいる場合は注意が必要です。
5. 夜間の不安が増える
停電が長引くと、子どもだけでなく大人も「どのくらい続くの?」「次にどうすればいい?」という不安を感じやすくなります。正確な情報が得られない状況は、それだけで家族全体のストレスになります。
停電以外の災害への備えも含めて確認したい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
今日からそろえておきたいグッズ5選
停電が起きても慌てないために、事前に準備しておきたいアイテムをご紹介します。どれも「停電時だけ使うもの」ではなく、日常でも活躍するものを選ぶのがポイントです。
1. ランタン・懐中電灯
明かりの確保は、停電準備の最優先事項です。懐中電灯でもよいですが、置いておくだけで部屋全体を照らせるランタンタイプが子育て家庭には特におすすめです。電池式と手回し充電式の両方があると、より安心です。インテリアに馴染むデザインのものを選べば、リビングや玄関に出しっぱなしにでき、いざという時にすぐ手に取れます。
2. カセットコンロとガスボンベ
オール電化の住宅では、停電になると調理手段がすべてなくなります。カセットコンロがあれば、お湯を沸かしたり温かい食事を作ったりすることができます。ガスボンベは最低6〜9本を目安に備えておきましょう。アウトドアや鍋料理など日常でも使いやすく、普段から活用しながら備えられるアイテムです。
3. 大容量モバイルバッテリー
停電中にコンセントが使えなくなると、スマホへの充電ができなくなります。情報収集・家族との連絡・避難経路の確認など、災害時にスマホは欠かせません。容量の目安は10,000mAh以上が理想です。普段から満充電にしておく習慣をつけておくだけで、いざという時に心強い存在になります。

4. アルミブランケット・防寒グッズ
冬の停電時に特に役立つのがアルミブランケットです。薄くてコンパクトなのに、体温の放熱を防いで暖かさを保てます。防災グッズの中でも省スペースで備えやすいアイテムです。夏の暑さ対策としては、電気不要のうちわや保冷剤も合わせて準備しておくと安心です。
5. 電池式・手回し充電式のラジオ
停電中はテレビが見られず、インターネットも使いにくくなることがあります。ラジオは、停電中でも行政や気象情報をリアルタイムで受け取れる大切な情報源です。電池式または手回し充電式を選べば、電池が切れた状況でも使えます。正確な情報を得ることが、冷静な行動につながります。
インテリアに馴染むランタンや手回し充電式ライトは、こちらからご確認いただけます。
停電前に家族で確認しておくこと

グッズをそろえることに加えて、家族で事前に話し合っておくことも大切な準備の一つです。
・ブレーカーの場所と基本的な使い方を、家族全員が知っているか
・停電が長引いた時に、誰にどう連絡するかを決めているか
・在宅で医療機器(吸引器・酸素濃縮器など)を使っているご家族がいる場合、電力会社やかかりつけ医への事前登録を済ませているか
・近くの避難所や、夏冬の緊急時に移動できる場所(親戚の家・公共施設など)を共有しているか
「もしもの時に慌てない」ためには、5分の家族会議で確認し合うことが何より効果的です。週末の食卓でさっと話し合ってみましょう。
子育て家庭が特に意識したいポイント

小さなお子さんがいる家庭では、停電時の「心の安心」もとても大切です。
暗闇を怖がるお子さんには、就寝時もランタンをそばに置き、「停電になっても大丈夫」と事前に伝えておきましょう。赤ちゃんのミルク温めにはカセットコンロが特に重要です。電子レンジが使えなくてもお湯を沸かせる環境があれば安心です。夏の停電時は赤ちゃんや小さな子どもの熱中症リスクが高まるため、涼しい場所への移動も含め家族で対応を確認しておきましょう。
ソナエラボでは、インテリアに馴染むランタンなど「しまい込まずに使える」防災グッズを厳選しています。普段から目につく場所に置くことが、いざという時の初動を早めます。
子育て家庭の防災グッズ全体の備えについては、こちらの記事もご覧ください。
まとめ|無理なく揃える備え
停電は、大きな災害だけでなく、落雷や台風など身近な原因でも突然起こります。今日から少しずつ、停電の事前準備を始めておきましょう。特別に頑張る必要はありません。日常でも使えるものを選ぶことが、無理なく続けられる備えへの第一歩です。
大切なのは、「いつかやろう」を「今日やる」に変えること。まず一つ、できそうなものから始めてみてください。あなたとご家族の安心のために。
停電の備えをまとめてそろえたい方は、ソナエラボの防災グッズをチェックしてみてください。

